屍解(しけ)の法

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ブログ「あさひエトセトラ」

尸解(しけ)の法

2020/01/29

中国の道教では、仙人になる方法として3つを挙げています。①現生の肉体のまま虚空に昇る天仙、②名山に遊ぶ地仙、③死んだあとセミが殻から抜け出すように仙人になる尸解仙(しかいせん)です。③の場合は、霊魂だけ抜け出すので、残った肉体は生きていた時と変わらないとされます。ヨーロッパのキリスト教の聖者といわれる何人かは、死後まさに生きたままの姿の方々がおられます。

 

さて、野生の動物、鳥類の最後はどうでしょう?熊、狐、狸、狼、サル、カラス、スズメ、鳩などの死骸は普通は見ることができません。クルマに衝突したり、人に狩猟されたりした場合は、当然死体は残ります。しかし、電線にあんなに沢山群れ停まっているカラス、たまにはボトッと死んで落ちてきてもいいのに、そうしたことは一度としてありません。スズメも畑の中で死んでいるのを見たことがありません。たまに、電磁波が狂い、クジラが大量に海岸にうちあげらたというニュースがあります。あれは、自然の死に方ではないです。

尸尸尸

古神道の世界では、こうした自然の生き物たちが死骸を残さないで死にゆくことを「尸解(しけ)」といいます。その自然界の仕組みを尸解(しけ)の法といいます。自然の生き物たちは、食べすぎたり、貯めすぎたりしません。その日のあるがままなのです。欲がありません。だから、夜中、誰も見えない闇の奥深くで、フッと消えるのです。そう、仙人のように霊界に移行するのです。そして、屍を誰も弔ってくれないため、屍をこの世界に残さないのです。人間は誰かが葬式を出したり、何かの形で弔ってくれるので、死体を残します。ペットや家畜は、飼い主が弔って埋めてくれたりします。だから、死体を残します。

 

ですから、人間も自然の生き物のように欲なく生きれば、死に際は死体は残すものの、とても平安に霊界に移行できるものと思います。欲なくして人はとても生きてはいけない、と言われるかも知れませんが、そこでイエス・キリストの言葉が聞こえてきそうです。

 

空の鳥を見なさい。

種まきもせず、

刈り入れもせず、

倉に納めることもしません。

あなたがたの天の父が

これを養っていてくださるのです。

あなたがたは、

鳥よりも、

もっとすぐれたものではありませんか。

(マタイによる福音書 6:26)

 

 

 

 

 

 

 

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