波動を高める瀧行の思い出(二)

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ブログ「あさひエトセトラ」

波動を高めた瀧行の思い出(二)

2020/01/11

高尾山口のバス停から老人施設の横を通り、あとは蛇瀧まで一本道。15分から20分、山道を登ります。途中、石仏がいくつかありますが、みじかい合掌か軽い会釈をして通過します。瀧から流れ出た清流の音や、小鳥のさえずりを聞きながら、心を静めていきます。蛇瀧に到着したら、まず社務所のような小屋で受け付けします。この時、自分の意思と責任において入瀧する誓約書に署名し、入瀧料(千円)を払います。順序としては、まずお堂で持参品の奉納、称名、読経などのを済ませてから瀧場へ向かいます。それぞれ前の修行者がいる場合は、待合室で静かに待ちます。

 

お堂(先入堂)へは引戸を開け、一礼して入室します。

金剛合掌(両手の指を交差させる合掌でエネルギーが一番強く出るといわれます)して、真言を唱えながら、五体投地をおこないます。日本式で、両ひざ、両ひじを床につき、両手は上向きに少し持ち上げ、仏足に触れるポーズを3回します。これが始まりです。

  おん さらば たたぎゃた はんなまんな のう きゃろみ

いろいろ細かいところは省略して、般若心経を大きな太鼓をバチでたたきながら3回唱えます。

次は諸真言 次は称名で、蛇瀧は南無青龍大権現から始まり、南無飯縄大権現、南無大師遍照金剛など続いていきます。

次は諸祈願。 ます「一心祈願」の言葉を頭につけ、一心祈願水行満足、一心祈願身の上安全、一心祈願当病平癒、一心祈願心願成就などを祈願します。

最後は始めと同じく、金剛合掌、真言、五体投地でおわります。

 

瀧場では、脱衣所で行衣に着替えてから、場内を掃除します。バケツに消えたローソクやお線香の束を集め、箒で落ち葉を掃き流し、床ブラシで岩場のヌルヌルを剥ぎ取ります。その後、お神酒や、自分の好きなだけの本数のローソクとお線香を捧げます。岩場の高いところは滑りやすく、心して行います。さもないと大けがにつながるからです。

次は八方位に一礼して、南無青龍大権現の称名を唱えます。次は準備運動です。「天の鳥船の行」を多くの行者がなされています。船をこぐ形の運動で、古神道家の川面凡児が仙人から伝授されたという行法です。

さて、いよいよ持参の塩で体を浄めて入瀧です。塩を口に含み、清流で口をすすぎます。3回。次は塩を体に擦り付けます。右足→左足→右肩→左肩→頭→背中やお腹、両手などの全身。次は水溜からバケツで1回1回水を汲みながら、塩で浄めた順に水をかける。つまり、心臓から遠い順です。この時も1回1回、青龍称名を唱えます。その後、場内には大小の石碑が数多くあり、導かれるまま一尊一尊、青龍称名を唱えながら礼拝して回ります。ここまでが約30分ぐらい。

いよいよ入瀧です。瀧の前に進み出て、五体投地を真言とともに3回。その後、瀧に向かい手刀で九字を切ります。次に、塩で浄めた順に体を瀧の水にあてます。この時青龍真言を唱えます。そして、頭の時にそのまま瀧に入り、背中を岩場に向け、足場を固めてから、瀧の流れを両肩で切るようにして、不動根本印という印を結びます。次に、般若心経一巻を唱え、「南無青龍大権現」を7回称名し、瀧を出ます。私は般若心経も7回唱えていました。

最後は感謝の五体投地を3回行い、場内の神霊碑に青龍称名で感謝の気持ちを表しながら脱衣場に戻り、衣服を整えます。濡れた行衣は脱水機で水を絞り袋に入れてバッグに納めます。ここまでで50分から1時間かかります。待合室に戻り、次の方に声をかけ、帰りのバスの時間に合わせて山を下ります。

以上は、私が39歳から40歳後半の約10年にわたり、断続的につづけた瀧行の内容です。初めの頃、僧侶で行者の方の指導での入瀧を2回経験しましたが、専門の先輩諸氏から細かいところはいろいろ違うよと言われそうです。でも、私なりのやり方で精進努力した内容でありますので、その辺りはご了解いただきたく存じます。

 

次回3回目は3泊4日、完全断食での1日4回入瀧修行のお話で完了します。

 

 

 

 

 

 

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